社会学 
091-E-210

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
姫野 宏輔 講師 2 2~4 第1学期 2

授業概要

この授業では、社会学という学問についての基礎的な知識を包括的に学びます。社会学的な思考方法を学ぶ前半、古典的な社会学の理論を学ぶ中盤、現代の社会学に関する知識を学ぶ後半という3部構成をとります。
社会学とは、「私たちは、私たちをとりまく社会から、有形無形のさまざまな影響を受けている」ということを基本に置く学問です。人間と社会の関係について、多面的な研究を行ってきた学問である社会学を学ぶことで、そうした社会の影響を自覚できるようになることを目指します。社会学の視点を身につけることは、社会科の教師を目指す学生の皆さんにとってはもちろん、それ以外の人にとっても、有益な経験になることと思います。
授業は社会学のテキストの他、テーマに即した映画や映像なども使用していきます。

到達目標

社会学の学史と概論を学び、身の回りの現象や社会問題について、社会学的な思考方法で考えることができるようになる。

授業計画

1 イントロダクション――社会学とは何か
2 社会学的な思考(1) 人間が社会化されるということ
3 社会学的な思考(2) 社会問題を考察する
4 社会学の歴史 フランス編(1)コント
5 社会学の歴史 フランス編(2)デュルケム
6 社会学の歴史 ドイツ編(1)マルクス
7 社会学の歴史 ドイツ編(2)ウェーバー
8 社会学の歴史 ドイツ編(3)ジンメル
9 社会学の歴史 アメリカ編(1)シカゴ学派
10 社会学の歴史 アメリカ編(2)機能主義
11 日本における社会学の展開
12 テーマ別現代の社会学(1)若者・世代・格差
13 テーマ別現代の社会学(2)性・ジェンダー・家族
14 テーマ別現代の社会学(3)社会調査
15 理解度の確認

授業方法

授業は講義形式で行います。また、毎回の授業時にコメントカードを配布します。授業履修者はカードにコメントを記入して提出してください。このコメントカードの提出は成績評価に含まれます。

準備学習

毎回の授業時に参考資料を印刷して配布します。配布資料の末尾には授業の要点をまとめているので、次回の授業までに該当箇所を読んで復習してください(約1時間)。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):60%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%(コメントカードの提出状況を平常点とします。)
コメントカードは授業内容の理解度確認に用います。コメントの内容があまりにも薄い場合は、コメントカードを提出したものと見なされない場合があります。

参考文献

授業全体を通じての教科書はありません。毎回の授業時に、その回の授業内容について深く学ぶための参考文献を提示します。