書道Ⅰ(仮名) 
091-E-214

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
松岡 千賀子 講師 2 2~4 通年 3

授業概要

仮名の成立過程を学び、優美な日本の伝統文化を味わう。

到達目標

・仮名の成立と発展を理解する。
・古筆の鑑賞と臨書を通して、仮名の基本的な用筆を身につける。
・教育現場での実践力を培う。

授業計画

1 概説
2 いろは歌(単体) 字形の確認
3 いろは歌(単体) 筆法の確認
4 変体仮名(単体) 字形の確認
5 変体仮名(単体) 筆法の確認
6 変体仮名(連綿) 2~3文字の連綿
7 変体仮名(連綿) 4文字以上の連綿
8 蓬莱切(臨書) 「おほそらに・・・」の練習
9 蓬莱切(臨書) 「おほそらに・・・」の清書
10 蓬莱切(臨書) 「めつらしき・・・」の練習
11 蓬莱切(臨書) 「めつらしき・・・」の清書
12 俳句を書く 練習
13 俳句を書く 清書
14 作品鑑賞
15 到達度確認
16 粘葉本和漢朗詠集(臨書) 練習
17 粘葉本和漢朗詠集(臨書) 清書
18 高野切三種(臨書) 「しらゆきの・・・」の練習
19 高野切三種(臨書) 「そゑにとて・・・」の練習
20 高野切三種(臨書) 「よのなかの・・・」の練習
21 高野切三種(臨書) 各自選択した歌の練習
22 高野切三種(臨書) 各自選択した歌の清書
23 実用書 賞状 祝儀袋 手紙
24 実用書 年賀状
25 書初め
26 百人一首(散らし書き) 字形の確認
27 百人一首(散らし書き) 配置の確認
28 百人一首(散らし書き) 清書
29 授業の総括
30 到達度確認
受講者の習熟度に応じて変更する可能性がある。

授業方法

・実技を中心とする。
・作品鑑賞・相互批評も随時実施する。
・毎時間、提出物を課す。

準備学習

授業前、変体仮名の読み方を予習しておくこと。(約30分)
授業後、配布プリントの読み方を復習しておくこと。(約30分)

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%(意欲的な姿勢を評価する。)
提出物:60%(時間毎に掲げる注意点の成果を重視する。)
・作品鑑賞の際には、各自にコメントする。
・提出物返却の際、注意点・次の課題を記す。

教科書

全国大学書道学会編『書の古典と理論』初版、光村図書2013年、ISBN=9784895286817

参考文献

『高野切第三種』(日本名筆選)、二玄社ISBN=9784544007152

履修上の注意

履修者数制限あり。(30名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

出席・授業態度を重視する。