書道Ⅱ(仮名) 
091-E-215

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
松岡 千賀子 講師 2 2~4 通年 4

授業概要

仮名の変遷や用筆を学び、日本の伝統文化を継承する心を養う。

到達目標

・古筆の鑑賞と臨書を通して、仮名の用筆を身につける。
・連綿・紙面構成・料紙等、技法のさまざまな工夫を確認する。
・教育現場での実践力を養う。

授業計画

1 概説
2 連綿の練習
3 連綿の清書
4 高野切一種(臨書) 「はるかすみ・・・」の練習
5 高野切一種(臨書) 「はるかすみ・・・」の清書
6 高野切一種(臨書) 各自選んだ歌の練習
7 高野切一種(臨書) 各自選んだ歌の清書
8 関戸本古今和歌集(臨書) 練習
9 関戸本古今和歌集(臨書) 清書
10 短冊に書く(俳句) 練習
11 短冊に書く(俳句) 清書
12 短冊に書く(和歌) 練習
13 短冊に書く(和歌) 清書
14 作品鑑賞
15 到達度確認
16 三色紙ー寸松庵色紙(臨書) 練習
17 三色紙ー寸松庵色紙(臨書) 清書
18 継色紙または升色紙(臨書) 練習
19 継色紙または升色紙(臨書) 清書
20 百人一首(散らし書き) 構成の確認
21 百人一首(散らし書き) 墨継ぎの確認
22 百人一首(散らし書き) 清書
23 実用書(年賀状)
24 書初め
25 実用書(賞状・祝儀袋・手紙)
26 作品制作(創作) 原稿の作成
27 作品制作(創作) 練習
28 作品制作(創作) 清書
29 授業の総括
30 到達度確認
受講者の習熟度に応じて変更する可能性がある。

授業方法

・実技を中心とする。
・作品鑑賞・相互批評も随時実施する。
・毎時間、提出物を課す。

準備学習

・授業前に変体仮名の読みを確認しておくこと。(約30分)
・授業後に配布プリントの読みを確認しておくこと。(約30分)

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%(意欲的な姿勢を評価する。)
提出物:60%(授業毎に掲げる注意点の成果を重視する。)
・作品鑑賞の際には、各自にコメントする。
・提出物返却の際、注意点・次の課題を記す。

教科書

全国書道学会編『書の古典と理論』初版、光村図書2013年、ISBN=9784895286817

参考文献

『高野切第一種』(日本名筆選)、二玄社ISBN=9784544007114

履修上の注意

履修者数制限あり。(30名)
第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

出席と授業態度を重視する。