博物館情報・メディア論 
092-E-205

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
荒川 正明 教授 2 2~4 第1学期 2

授業概要

博物館では近年、ICTの目覚ましい発達を受けて、これをいかに展示および研究・教育、あるいは広報活動に活かしていくか、きわめて重要な課題となっている。展示における映像の活用、研究分野における資料の蓄積や活用および公開、インターネットなどによる教育普及など、様々な有効な手段が考えられる。展示公開だけが主なる情報発信であった旧来型ではなく、新たに各種の情報を様々な方法で公開して資料の共有化をすすめ、文化を育む施設としての責務を果たすことが求めらていることについて学ぶ授業とする。

到達目標

博物館活動におけるメディア活用の重要性を理解する

授業計画

1 博物館の情報 その理論と歴史
2 研究資料の保存(1):博物館資料のドキュメンテーションとデータベース
3 研究資料の保存(2):ドキュメンテーションとデータベースの実際
4 資料情報の活用(1):情報の公開、デジタルアーカイブの実際
5 資料情報の活用(2):情報の管理、知的財産と個人情報
6 インターネットと博物館・美術館(1):各博物館の活用とその効果
7 インターネットと博物館・美術館(2):活用の可能性を探る
8 広報と出版活動(1):メディアと印刷
9 広報と出版活動(2):博物館における出版活動の実際
10 広報と出版活動(3):広報用印刷物の作成と検討
11 展示における映像(1):博物館教育とメディア
12 展示における映像(2):映像の効果と活用の展望
13 博物館見学
14
15 まとめ 博物館における情報とメディア

授業方法

パワーポイントを主体とした講義、および参加者の発表を随時行っていく

準備学習

授業前の予習、および終了後の復習を行っていただきたい

成績評価の方法

レポート:40%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):60%
平常点およびレポート、毎回のコメントを加点対象とする

教科書

適宜、授業時に指示します。

参考文献

適宜、授業中に指示します。