博物館教育論 
博物館と人をつなぐもの―
092-E-206

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
山本 雅美 講師 2 2~3 第2学期 5

授業概要

この授業は博物館における教育活動について理論と実践を学ぶ科目である。国内外の教育活動の歴史や現状について学び、現代社会や地域における博物館の役割を考察する。

到達目標

博物館の教育機能に関する基礎的能力を養うことを目的とする。授業を通して博物館における教育活動の基盤となる理論や実践を理解することで、博物館・美術館の学芸員として実践の場で必要とされる基礎的な能力を習得する。ディスカッションやグループワークをとおして自ら体験し学ぶ授業になるため、積極的な参加を期待する。

授業計画

1 オリエンテーション:授業の進め方、自己紹介、授業アンケートなど
2 概論1:博物館教育論とは
・博物館法における博物館教育について
・学芸員と博物館教育論
3 概論2:博物館教育の歴史1
・国内外における博物館教育の歴史
・博物館教育の理論
4 概論3:博物館教育の歴史2
・国内外における博物館教育の歴史
・博物館教育の理論
5 見学会
・都内の博物館を見学し教育プログラムを体験する
・建築と教育活動について
6 博物館における学びの意義:ボランティア活動とインターンシップ
・学びの場としての博物館
・博物館ボランティアの歴史と現状
・人材育成としてのインターンシップ
7 博物館の利用実態と利用者の博物館体験について1
・来館者調査
・アウトリーチ、障害のある人向けプログラムなど
8 博物館の利用実態と利用者の博物館体験について2
・乳幼児向けプログラム
・エデュケーターとキュレーターの役割について
9 博物館の利用と学び1
・博学連携について
・博物館と学校教育の歴史
・博物館と学習指導要領
・博物館における学校向けプログラム
10 博物館の利用と学び2
・芸術鑑賞教育について
・対話型鑑賞法について
11 ワークショップ1
・教育プログラムを企画する
12 ワークショップ2
・グループワーク
13 ワークショップ3
・グループごとの発表
14 まとめ:質疑応答、ディスカッション
15 予備日

授業方法

講義、見学会、ディスカッション、グループワーク等

準備学習

授業時に配布する資料を読むこと。

成績評価の方法

レポート:50%
小テスト:20%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%

教科書

授業時に指示する。

参考文献

授業時に指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

「博物館概論」と「生涯学習概論」を履修後に「博物館教育論」を履修することを推奨する。