※一般経済史特論Ⅱ(学部:一般経済史(上級Ⅱ))
121-F-132

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
眞嶋 史叙 教授 2 D/M 第1学期 5

授業概要

大学院生が経済史の既往文献の内容を自ら的確に評価できるよう、時代性・専門性の双方を視野に入れて理解を深めていくことを授業の目的としていますが、大学院レベルについていけるような一部の優秀な学部生が受講することも可能です。学部生の場合は、一般経済史を既に良い成績で修得していること、もしくは本年度同時に履修し好成績を残す自信があることが受講条件です。一般経済史の講義内容をグローバルな視点からより深く理解するために、対応する多くの文献(英語の学術論文を含む)を読み、受講生が交代でプレゼンテーションおよびディベートを行っていきます。また、レポート執筆指導も随時行っていくことにより、大学院レベルで必要な文章表現力も養成していきます。歴史的なケーススタディを用いながら、経済的な意思決定プロセスの選択肢を吟味し、それぞれ経済学的見地の長所短所を明らかにしていく能力を身につけることが主な狙いです。

到達目標

既往文献の内容の理解と的確な評価。

授業計画

1 Methods of Global Economic History 1: Ancient Future
2 Methods of Global Economic History 2: Historiography of Global History
3 Methods of Global Economic History 3: Economics of Global Trade
4 Geographical and Historical Background
5 The World Economy at the Turn of the First Millennium
6 The Economic Consequences of Genghis Khan
7 Old World Trade and New World Silver
8 The Age of Mercantilism
9 Trade and the Industrial Revolution
10 The Great Specialization
11 The Two World Wars and Deglobalization
12 Reglobalization in the Late Twentieth Century
13 Globalization and Sustainable Economic Growth in the Twenty-First Century
14 データ収集・分析方法に関する指導(統計資料の利用法・ExcelおよびSPSSの使用法の指導)
15 学期末レポートに関する指導(テーマ選び・執筆体裁指導・文章表現力指導)

授業方法

ゼミ形式

準備学習

文献の精読(適宜)。

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%
学年末レポート:50%

教科書

R. Findlay and K. H. O'Rouke, Power and Plenty, Princeton University Press, 2007

参考文献

その他の英語文献を授業時に指示します。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。