※環境経済学特論Ⅰ(学部:環境経済学(上級Ⅰ))
121-F-137

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
高橋 遼 准教授 2 D/M 第2学期 2

授業概要

開発途上国における環境と経済に焦点を当て、講義を行う。特に、途上国における環境破壊の背景には経済成長や貧困が強く関係していることから、貧困問題を含めて総括的に議論を進める。

到達目標

開発途上国における環境問題について理解を深め、貧困問題との関連性に関する知識を習得する。

授業計画

1 ガイダンス
2 経済成長と環境(1):環境と経済発展の基礎理論と環境クズネッツ曲線
3 経済成長と環境(2): 二重配当と国際貿易に与える影響
4 開発途上国における環境問題
5 所有権と資源管理(1):ボゼラップ理論
6 所有権と資源管理(2):所有形態と混合所有制度
7 環境と貧困(1):貧困問題が環境におよぼす影響の背景
8 環境と貧困(2):天然資源と貧困削減
9 環境と開発(1):開発戦略
10 環境と開発(2):環境保全分野における経済協力
11 環境と農業
12 環境と健康
13 環境と技術(1):ポーター仮説
14 環境と技術(2):実証研究
15 まとめ

授業方法

基本的には講義形式で進めるが、一部、受講生による輪読と発表を行う。

準備学習

予習は必須ではないが、授業中に配布した資料をよく復習すること(毎週30分~1時間程度行うことが望ましい)。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):60%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):40%
試験は講義で教えた範囲内で出題するため、全体へのフィードバックは行わない。試験問題に関連する質問や発展させた議論を望む希望者に対しては、オフィスアワーもしくは個別に時間を作り対応する。

その他

初回のガイダンスに必ず出席すること。