会計監査論特殊研究Ⅰ
122-F-165

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
本川 勝啓 准教授 2 M 第1学期 3

授業概要

近年世界的に広がりを見せている統合報告を社会価値的な側面と投資価値的な側面から概観した上で、統合報告書の信頼性と監査・保証業務について考察する。

到達目標

統合報告の意義やその監査・保証業務上の問題点を理解する。

授業計画

1 ガイダンス
2 CSR情報開示規範の役割とコーポレート・ガバナンス
3 CSR規範形成過程におけるNPOの役割
4 非政府組織関与による国際開示規範形成の促進
5 統合報告の論理とIR・制度開示との関係性①
6 統合報告の論理とIR・制度開示との関係性②
7 イノベーションを描写する動態的な統合報告①
8 イノベーションを描写する動態的な統合報告②
9 ESG情報の報告形態と監査・保証①
10 ESG情報の報告形態と監査・保証②
11 任意開示された統合報告書への信頼性付与①
12 任意開示された統合報告書への信頼性付与②
13 不正リスク対応基準と監査人の職業的懐疑心
14 銀行監督と会計士業務の連携強化
15 総括

授業方法

参加者による発表及び議論等。

準備学習

事前に参考文献の該当箇所を読んでおくこと。

成績評価の方法

レポート:50%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%

教科書

越智信仁『持続可能性とイノベーションの統合報告 非財務情報開示のダイナミクスと信頼性』、日本評論社2015年、ISBN=9784535520752

参考文献

盛田良久,蟹江章,長吉眞一『スタンダードテキスト監査論』第4版、中央経済社2016年、ISBN=9784502197017

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。