※思想史演習

131-F-101

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
第1学期  松波 直弘 准教授
第2学期  小平 美香 講師
4 D/M 通年 3

授業概要

第2学期は中世伊勢神道の主要教典の一つ『倭姫命世記』を講読する。本書をはじめとする伊勢神道の教典「神道五部書」は『麗氣記』同様いわゆる〈偽書〉であり、その成立時期をめぐっては諸説あるが、両部神道形成に連動した伊勢神道の思想は、室町時代の吉田神道の形成にも大きな影響を与えており、その考察は中世の思想を考える上で重要な意義をもつ。本演習では、思想史の問題として伊勢神道成立の背景を考慮しつつ、伊勢をめぐる古代の文献も参照し、神宮の鎮座、祭祀や組織の制定など、神宮祭祀の起源や理念などを読み解きながら丹念に講読していきたい。

授業の目的・内容

古代の神祇信仰ならびに中世の神道論を通じて、神道思想のみならず仏教や中国思想との関わりにも関心を広げられるようになること。特に大学院生には、『倭姫命世記』のみならず、他の伊勢神道書などにも目を通すなどして、授業内での発表・討論などで自身の専門性を発揮してもらいたい。

授業計画

1 テキストについての解説。
2 テキスト講読と討論(以下、年度末まで可能な限りテキスト講読を進める。)

授業方法

演習形式。毎回テキスト講読の担当者を指名し、発表・討論する形で進める。

準備学習

事前にテキストの該当箇所を読み、授業内での討論に参加できるようにすること(約60分)。

成績評価の方法

レポート:80%(テキストに関連したテーマによるレポートを各学期ごとに計2回提出)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(規定以上の出席と、授業内での講読担当)
「各学期末レポート」、「授業への出席・参加状況」、「授業内での講読担当」を総合して成績評価する。
以上の条件のうち、いずれかが欠けた場合には、成績評価の対象とならない。
※学部生と大学院生が共通して履修する科目のため、成績評価にあたっては、それぞれのレベルを考慮する。また、大学院生内でも前期・後期の課程、および専門とする分野を考慮して成績評価する。

教科書

初回の授業で指示する。

参考文献

授業内で指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

神道史・神道論、あるいは仏教思想(特に密教)に関する基礎知識は、履修に問題ないよう授業内で補足するが、『日本書紀』や『先代旧事本紀』の「神代」にあたる部分は予習する段階で確認しておくことが望ましい。テキスト講読にあたって、専門的な辞典や参考文献などを調べることは要求される。

オフィスアワー

曜日:
金曜日
時間:
3限時間帯
場所:
個人研究室

小平 美香 講師 (第2学期) 神道論研究

授業概要

第2学期は中世伊勢神道の主要教典の一つ『倭姫命世記』を講読する。本書をはじめとする伊勢神道の教典「神道五部書」は『麗氣記』同様いわゆる〈偽書〉であり、その成立時期をめぐっては諸説あるが、両部神道形成に連動した伊勢神道の思想は、室町時代の吉田神道の形成にも大きな影響を与えており、その考察は中世の思想を考える上で重要な意義をもつ。本演習では、思想史の問題として伊勢神道成立の背景を考慮しつつ、伊勢をめぐる古代の文献も参照し、神宮の鎮座、祭祀や組織の制定など、神宮祭祀の起源や理念などを読み解きながら丹念に講読していきたい。

到達目標

古代の神祇信仰ならびに中世の神道論を通じて、神道思想のみならず仏教や中国思想との関わりにも関心を広げられるようになること。特に大学院生には、『倭姫命世記』のみならず、他の伊勢神道書などにも目を通すなどして、授業内での発表・討論などで自身の専門性を発揮してもらいたい。

授業計画

1 テキストについての解説。
2 テキスト講読と討論(以下、年度末まで可能な限りテキスト講読を進める。)

授業方法

演習形式。毎回テキスト講読の担当者を指名し、発表・討論する形で進める。

準備学習

事前にテキストの該当箇所を読み、授業内での討論に参加できるようにすること(約60分)。

成績評価の方法

レポート:80%(テキストに関連したテーマによるレポートを各学期ごとに計2回提出)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(規定以上の出席と、授業内での講読担当)
「各学期末レポート」、「授業への出席・参加状況」、「授業内での講読担当」を総合して成績評価する。以上の条件のうち、いずれかが欠けた場合には、成績評価の対象とならない。
*学部生と大学院生が共通して履修する科目のため、成績評価にあたっては、それぞれのレベルを考慮する。また、大学院生内でも前期・後期の課程、および専門とする分野を考慮して成績評価する。

授業内で指示する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

神道史・神道論、あるいは仏教思想(特に密教)に関する基礎知識は、履修に問題ないよう授業内で補足するが、『日本書紀』や『先代旧事本紀』の「神代」にあたる部分は予習する段階で確認しておくことが望ましい。テキスト講読にあたって、専門的な辞典や参考文献などを調べることは要求される。

オフィスアワー

曜日:
金曜日
時間:
3限時間帯
場所:
個人研究室

小平 美香 講師 (第2学期) 神道論研究

授業概要

第2学期は中世伊勢神道の主要教典の一つ『倭姫命世記』を講読する。本書をはじめとする伊勢神道の教典「神道五部書」は『麗氣記』同様いわゆる〈偽書〉であり、その成立時期をめぐっては諸説あるが、両部神道形成に連動した伊勢神道の思想は、室町時代の吉田神道の形成にも大きな影響を与えており、その考察は中世の思想を考える上で重要な意義をもつ。本演習では、思想史の問題として伊勢神道成立の背景を考慮しつつ、伊勢をめぐる古代の文献も参照し、神宮の鎮座、祭祀や組織の制定など、神宮祭祀の起源や理念などを読み解きながら丹念に講読していきたい。

到達目標

古代の神祇信仰ならびに中世の神道論を通じて、神道思想のみならず仏教や中国思想との関わりにも関心を広げられるようになること。特に大学院生には、『倭姫命世記』のみならず、他の伊勢神道書などにも目を通すなどして、授業内での発表・討論などで自身の専門性を発揮してもらいたい。

授業計画

1 テキストについての解説。
2 テキスト講読と討論(以下、年度末まで可能な限りテキスト講読を進める。)

授業方法

演習形式。毎回テキスト講読の担当者を指名し、発表・討論する形で進める。

準備学習

事前にテキストの該当箇所を読み、授業内での討論に参加できるようにすること(約60分)。

成績評価の方法

レポート:80%(テキストに関連したテーマによるレポートを各学期ごとに計2回提出)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(規定以上の出席と、授業内での講読担当)
「各学期末レポート」、「授業への出席・参加状況」、「授業内での講読担当」を総合して成績評価する。以上の条件のうち、いずれかが欠けた場合には、成績評価の対象とならない。
*学部生と大学院生が共通して履修する科目のため、成績評価にあたっては、それぞれのレベルを考慮する。また、大学院生内でも前期・後期の課程、および専門とする分野を考慮して成績評価する。

教科書

初回の授業で指示する。

参考文献

授業内で指示する。

第1回目の授業に必ず出席のこと。

神道史・神道論、あるいは仏教思想(特に密教)に関する基礎知識は、履修に問題ないよう授業内で補足する。ただし、テキスト講読にあたって、専門的な辞典や参考文献などを調べることは要求される。