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※フランス文学特殊研究
136-F-103
担 当 者 |
単 位 数 |
配当年次 |
学 期 |
曜 日 |
時 限 |
福田 美雪 講師
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4 |
D/M |
通年 |
月 |
3 |
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近代フランスは、美術と文学というふたつの芸術ジャンルが緊密に結びついた時代です。新たな表現様式に挑戦する画家を、すぐれた審美眼をもつ文学者たちはいちはやく評価しました。本講義では、イマージュとテクストの結びつきを通して、近代フランス美術史の豊かな鉱脈へとアプローチします。
前期は、ディドロ、フロマンタン、ゴーチエ、ボードレール、ゾラ、ゴンクールらの美術批評を通して、アカデミーのサロン、フランドル・オランダ絵画、オリエント美術、風刺画、印象派、ジャポニスムなどが文学に与えた影響を考察します。後期は、ゾラの『制作』、ユイスマンスの『さかしま』、プルーストの『失われた時を求めて』など、フランスの主要な芸術小説をとりあげ、印象派や象徴派、イタリアやフランドル・オランダの美術を文学者がどのように視たうえで作品に反映させたかを分析します。
授業では、ひとりひとりに訳読かテーマに沿った発表をしてもらいます。また、授業計画はあくまで目安であり、進度によっては変更の可能性があります。
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美術史、文学史の流れを踏まえて、フランス語の原典を正確に理解し、読解する力を養う。
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1 |
イントロダクション |
2 |
ディドロのサロン評(1) |
3 |
ディドロのサロン評(2) |
4 |
フロマンタンの美術批評(1) |
5 |
フロマンタンの美術批評(2) |
6 |
ゴーチエの美術批評(1) |
7 |
ゴーチエの美術批評(2) |
8 |
ボードレールの美術批評(1) |
9 |
ボードレールの美術批評(2) |
10 |
ゾラの美術批評(1) |
11 |
ゾラの美術批評(2) |
12 |
ゴンクールの『日記』(1) |
13 |
ゴンクールの『日記』(2) |
14 |
前期のまとめ |
15 |
予備日 |
16 |
19世紀の芸術家小説について |
17 |
ゾラ『制作』(1) |
18 |
ゾラ『制作』(2) |
19 |
ゾラ『制作』(3) |
20 |
ユイスマンス『さかしま』(1) |
21 |
ユイスマンス『さかしま』(2) |
22 |
ユイスマンス『さかしま』(3) |
23 |
プルースト『失われた時を求めて』(1) |
24 |
プルースト『失われた時を求めて』(2) |
25 |
プルースト『失われた時を求めて』(3) |
26 |
プルースト『失われた時を求めて』(4) |
27 |
プルースト『失われた時を求めて』(5) |
28 |
プルースト『失われた時を求めて』(6) |
29 |
後期のまとめ |
30 |
予備日 |
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テクストの訳読と解説によって進める。
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事前に配布プリントを予習すること。
- レポート:70%(テクストを正しく分析し、考察できているか)
- 平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(欠かさず出席し、訳読・発表を担当したか)