教師教育事例研究Ⅰ
教師の発達と力量形成―
138-F-105

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
山﨑 準二 教授 2 M 第2学期 6

授業概要

ライフコース・アプローチとは何か、についての基礎的な認識を共有するとともに、それを踏まえて学校種・年齢・性別等の異なる、初等中等学校教師の事例を用いながら「教師のライフコース」を統計的事例的に分析・考察する。そのことを通して、教師の発達と力量形成の特徴について分析・考察する。

到達目標

教師の発達と力量形成の実態について、ライフコース・アプローチから考察し、認識を深め、今後の課題を自分の言葉で説明できるようになる。

授業計画

1 オリエンテーション
2 ライフコース・アプローチの基本的観点(1.「生涯発達」)
3 ライフコース・アプローチの基本的観点(2.「時間」)
4 ライフコース・アプローチの基本的観点(3.「転機」)
5 ライフコース・アプローチの基本的観点(4.「コンボイ」)
6 ライフコース・アプローチの基本的観点(5.「コーホート分析」)
7 ライフコースの事例分析(1.初任教師)
8 ライフコースの事例分析(2.中堅教師)
9 ライフコースの事例分析(3.ベテラン教師)
10 ライフコースの事例分析(4.女性教師)
11 教師の発達の特徴(1.「選択的変容型」)
12 教師の発達の特徴(2.「選択的最適化」)
13 教師の専門的力量の特徴(1.「自己生成型))
14 教師の専門的力量の特徴(2.「暗黙知」)
15 発達と力量形成を支え促す諸要因についての総括的整理

授業方法

演習形式(輪番で報告を行い、集団で議論する)

準備学習

事前に教科書の該当箇所を読んで、問題意識をもって授業に臨むこと。

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):50%
研究発表及びミニレポート:50%
報告されるレポートについては、毎回の授業内で集団的に検討し、コメントを行う。

教科書

山﨑準二『『教師の発達と力量形成~続・教師のライフコース研究』』、創風社2012年、ISBN=9784883521869

参考文献

授業中に随時紹介する