英語教育特殊研究
138-F-138

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
髙橋 和子 講師 2 M 集中(通年)

授業概要

 本授業では、主として中学校・高等学校の英語教育を扱う。小学校高学年における英語教科化を見据えて、小学校英語教育に関しても随時言及していく。
 授業前半では、近年の中学校・高等学校学習指導要領と、次期学習指導要領の要点を確認する。その上で、現在、英語教育の目標とされているコミュニケ-ション能力育成について考えていく。加えて、外国語教授法を歴史的に概観する。これらの知識を踏まえ、授業後半では、授業実践に不可欠な技能について具体的に検討する。随時、英語力向上のための活動を取り入れていく。

到達目標

英語教育を実践する上で必要となる、知識や技能を習得し、これらを発展的に活用できる。

授業計画

1 イントロダクション
2 日本の英語教育と世界
3 学習指導要領の変遷と、次期学習指導要領
4 コミュニケ-ション能力とは何か
5 外国語教授法の変遷
6 リスニング指導
7 リーディング指導
8 スピーキング指導
9 ライティング指導
10 実践例から学ぶ授業展開
11 授業の組み立て方と学習指導案の作成
12 模擬授業とフィードバック:評価を中心に
13 模擬授業とフィードバック:展開を中心に
14 まとめ
15 到達度確認
本計画は、受講者数・受講者の状況等に応じて、変更する可能性がある。

授業方法

グループ・ディスカッション、グループ・ワークを取り入れ、双方向的な授業を行う。

準備学習

授業前に、配布資料を熟読し、要点・疑問点を理解しておくこと。(1時間~2時間)
授業後は、授業の要点を振り返り、参考文献等を調べてより発展的な学習に努めること。(1時間)

成績評価の方法

レポート:30%(学術的な議論がなされているかどうか)
小テスト:20%(英語教育における基本的な知識を理解し、かつ英語教師として必要な技能を備えているか)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(討議に積極的に参加し、的確な意見を述べているか)
学習指導案と模擬授業:30%(十分に教材研究を行い、授業の基本的な流れを理解して、授業実践を行っているか)
グループ・ワーク中心の授業のため、その都度授業内でコメントを行う。

教科書

授業の際に資料を配布する

参考文献

授業で紹介する

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

その他

授業に出席する際は、普段使用している英和辞書または英英辞書+和英辞書(紙の辞書,電子辞書どちらでも可)を持参すること