日本東洋美術史演習
東アジア美術史研究の方法―
13A-F-100

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
島尾 新 教授 4 D/M 通年 4

授業概要

日本・東洋美術史の研究者として必要なスキルを修得する。1)受講者各自の研究テーマにもとづく発表を行う。2)個々のテーマが、どのような問題と関連するか、より大きなどのような問題の中に位置づくか等について議論を深め、問題空間を共有化してゆく。3)本年度は先年度に続いて、東アジア美術史研究における理論とその適用の問題を主題とした論文を読み、それぞれが提起する問題について議論する。

到達目標

美術史の理論についての理解を深め、効果的なディベートを行えるようにする。

授業計画

1.美術史研究の構図について、簡単な講義を行った上で、各自の研究発表を行い、提起された問題についてのディベー
トを行う。その間に2.画賛を読解するための、工具書・データベースの使い方等の講義、受講者による実践を織り交ぜ、3.美術史研究に適用可能な処理論を紹介する。

授業方法

1)発表を中心としながら、受講者による議論を行うなかで、問題の理解を深化させる。2)東アジア美術史研究の諸理論についての理解を深め、その実践について議論しながら、各自の研究への適用の可能性を探る。

準備学習

発表へ向けて、また発表に対するコメントの準備を求める。

成績評価の方法

レポート:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):70%
発表の内容・討論への参加度とレポートの内容によって評価する。

教科書

参考文献については、授業のなかで紹介する。