● 精神医学特論1
―精神医学の基礎を学ぶ―
13D-F-511
担 当 者
単 位 数
配当年次
学 期
曜 日
時 限
滝川 一廣 教授
2
M
第1学期
水
3
心理臨床に必要な精神医学への理解を身につけることを目的とする。 医学部で講じられているような精神医学の知識を授業するよりも、精神医学とはどういうものかという理解を深めることに主眼をおきたい。それとともに心理臨床家にも必要な実践的な知識に触れてゆく。この「特論1」では総論的な内容を中心として、第2学期の「特論2」の基礎となる。授業は学生と双方向的に進めてゆくので必ずしもシラバスどおりになるとはかぎらない。以下は目安である。
精神医学の基礎的な理解が得られる。
1
第1回にオリエンテーションをする。
2
1回ごとの授業テーマを分けられないので、おおまかな流れを記す。第一期:精神医学の歴史
3
第二期:精神医学の考え方
4
第三期:精神医学のおける分類と診断
5
第四期:精神障害とはどういうものか
6
第五期:精神医学的な援助とはどういうものか
講義が中心となるが、ディスカッションをまじえて進める。
ふだんの生活や実習体験のなかで、いつも問題意識をもっていること。
第1学期(学期末試験):70%(自由記述式の筆記試験をおこなう。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%(出席、ディスカッションへの参加など)
授業内容の理解だけでなく、問題意識の深さや臨床センスを評価対象とする。
中井久夫『看護のための精神医学』(医学書院)
臨床実践において座右におくべき本である。
授業中、必要に応じて紹介する。