◇畠山ゼミ　４年卒業論文◇

　本テーマでは、中国の経済の変動に焦点を当て、日本との関わりについて研究します。１９７０年代、中国経済は社会主義国である背景にもかかわらず、市場開放、政策主義を打ち出し、事実上、自由経済主義へと転換を図りました。そして、昨年WTO加盟を果たし、対外開放の度合いを高め広範な市場を拡大し日本を含め様々な協力分野やビジネスチャンスを提供していくことが予想されます。事実、日本との緊急輸入措置制限（セーフガード問題）がすでに農産物・工業製品の分野で取り上げられ、公正な市場競争に加わることが議論されています。

　このような変動の中で、日本と中国との経済摩擦がどのような歴史をたどり、また、今後どのような影響を与えていくのかについて、取り上げていきたいと思います。