1、「蹇蹇録」以前の陸奥宗光

   2、朝鮮問題


   3、大鳥特命全権大使の赴任後における朝鮮情勢

   4、日英通商航海条約調印に至るまでの外交のかけひき

   5、日清戦争前後の国内情勢

    6、下関における講和条約調印に至るまでの外交政策

    7、三国交渉

 陸奥宗光は、明治時代を代表しうる政治家・外交官の一人である。米駐公使等を歴任した後、第二次伊藤内閣の際、外務大臣を務め、自由党の支持によって国内の条約改正反対の声をおさえ、1894年、イギリスとの不平等条約改訂・治外法権撤廃を成功させた。
また、その協調のもとに日清戦争を外交面から支援した。

 日清戦争前後にとられた外交のかけひき及び国内情勢を「蹇蹇録」を主として分析するとともに、明治日本にとって最初の対外戦争たる同戦争という試練を通じて、政策決定の一切に関与し、その舵取りの中枢となった外務大臣陸奥の人物像にも目を向けて分析していこうと思う。


 【参考文献
  ・「蹇蹇録」 陸奥宗光 岩波書店
  ・「陸奥宗光」 上下巻 萩原延壽 朝日新聞社
  ・「外交フォーラム」 1994年 1月号
 畠山ゼミ4年卒業論文 
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