1、国家主義・民族主義の問題点
         1)国境・民族に対する執着 〜民族・人種・宗教による差別〜

           ex. イスラエル・パレスチナ問題
         2)国家の枠組み 〜増えつづける難民〜

           ex. 北朝鮮・アフガニスタン

   2、多民族国家は理想主義か?
         1)一民族一国家 〜多民族国家の成立は不可能か?〜

            ex. アドルフ・ヒットラー (ドイツ)
         2)「人種のるつぼ」アメリカ 〜自由の国アメリカの実態〜
            ex. 黒人問題

   3、適用可能な多民族国家を目指して
         
1)民族融和の可能性
            ex. フランス
         2)仮想「新多民族国家」 〜未だ見ぬ新システムを探る〜
           ex. オリジナル国家を想定して

   4、まとめ 卒論を終えての結論・総評

 ある国の人間として生まれる、ある人種として生まれる、ということが、人々にどのような影響をもたらしているのだろうか?そしてそれは、人々にとって、どのような意味があるのだろうか? 人種は他民族・他人種による対立を繰り返してきた。現在もなお、その戦いは後を絶たない。多くの血が流され、多くの命が奪われ、多くの悲劇を生んできた。人間はなぜ、人種・民族・国境・領土に固執するのか。

 人類は、他民族・他人種同士が、融和できる国家社会をつくりあげることが、できないのだろうか?また、その必要性さえないのだろうか?

 今日、世界上にある人々の苦しみ・憎しみが少しでも減り、無意味な血が流されることが無くなることを切に願う人間の一人として、民族と国家と言う枠組みに翻弄されることの問題を考察し、自分なりに今後の展望をしてみたい。

 畠山ゼミ4年卒業論文 
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