畠山ゼミナールでは年間を通していろいろな活動を行っております。その活動を通し勉強面以外の多くのものを学んでおります。ここでは授業内容やその他の活動等の説明とゼミを通して学んでいること等について説明いたします。

畠山ゼミについて




  畠山ゼミは国の将来をゼミ生一人一人が真剣に考え、次世代を担うという使命感に溢れた国際政治を学ぶゼミです。

  畠山ゼミについて、「ゼミに入ってきたばかりの頃はどこかあどけなさの残る女の子たちが、ゼミを卒業する頃には立派な女性に成長している」とよく言われることがあります。その理由は、ゼミ生の一人一人がゼミでの活動や授業を通じて「一切は自分の責任である」との主体者としての自覚と国際社会や人間関係に関する深く広い見識と洞察力を身につけるからだと思います。その結果、畠山ゼミの卒業生は、みな立派な社会の一員として現在、政府機関、国際機関、マスコミ、民間企業等で活躍しています。また、更に学習を深めるために一昨年、設立された学習院女子大学大学院を含め国内外の大学院へ進学される方も多数います。

  では、ゼミでは日々どのような活動をしているのでしょうか。

  新入ゼミ生はゼミに入る前から歓迎会や準備研修を通じて現役ゼミ生と交流を深めます。また、4月に正式にゼミの一員となってからは、春の新入生歓迎会に始まり、共同研究計画発表会、夏合宿、毎年恒例となった秋の大学祭の中での講演会、年明けの学術研究発表会など様々な行事があります。中でも一番学べる行事はなんと言っても秋に行われる講演会です。今思い返せば、講演会を乗り越えることによって、自分に大きな自信を持つことができたと思います。

  このようにたくさんの行事に囲まれていても私たちゼミ生は決して授業に手を抜くことはありません。週に一回行われる授業ではあらかじめ指定されている教科書を熟読してきて、個々が抱えている疑問や問題意識を持ち寄り、時には今現在起こっている社会問題や政治問題とも絡め合わせながら真剣な議論を重ねています。私たち日本人は国際社会で起こっている出来事を遠い世界の問題、雲の上の存在だと感じがちです。しかし、国際社会の問題は日本の問題です。私たち一人一人の生き方に社会をよりよくする展望が隠れているのだと思います。

  また、畠山ゼミでの活動は、その一つ一つがゼミ生一人一人の手で運営されています。時には重責を担わされることもあり、最初は不安いっぱいの中でスタートします。しかし、ふと気が付いたとき自分でも思っていなかったような力を発揮し、大きく成長している自分を見出し、それは大きな自信につながっています。ただし、それは決して自分の力が成功をもたらしたというような自惚れの気持ちではなく、ゼミ生の力が結集して初めて底知れぬパワーが生まれるのだというお互いを認めあい、感謝しあう気持ちに裏付けられた気持ちです。

  このように畠山ゼミは切磋琢磨できる気概に満ちた仲間が集い、自分を高めることができるチャンスでいっぱいのゼミナールです。

                   2005/11/22 第6期ゼミ長 鳥居鮎美






 私たち、国際政治を学ぶ畠山ゼミナールでは、「日本の危機と国際的使命」を年間テーマとし、一人一人が国際社会と日本の将来を担う者としての自覚を持ち、日々真剣な議論を重ねております。

 春学期の授業では、ポール・ケネディ『21世紀の難問に備えて』をテキストとして使用し、人類が直面している数々の難問を検証し本質を見極め、議論をしてまいりました。秋学期の授業では、中西輝政『帝国としての中国―覇権の論理と現実』『アメリカ外交の魂―帝国の理念と本能』をテキストとして使用し、日中関係、日米関係に焦点を当て、各国の歴史の構造を深く理解することにより、対外関係の在り方を学びました。

 また、毎年9月には研修合宿で模擬サミットを行います。本年度は、『地球規模の気候変動問題』、『アフリカ諸国に対する開発支援』に議題を設定し、ゼミナール生が先進7カ国に分かれ、それぞれの国の立場に立ち考え、白熱した議論が展開されました。 10月の学園祭では、講演会を開催しました。『激動する国際社会 公務に生きる日本人たち』というテーマの下、日本という国家の役割を背負って任務を遂行している陸上自衛隊の田浦正人一等陸佐、天内真裕美二等陸尉を講師としてお招きしました。国を担い、国際社会の第一線で公務を果たしている人々の覚悟や使命感を学び、そこから私たち一人一人が将来の日本を担っていくものとしての人生の指針を確立するきっかけになりました。  
2006/7/5 第6期事務局長 長谷川薫子














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