☆キャンプ座間訪問の中心=米軍兵士との対話・意見交換、キャンプ座間バスツアー

参加者:防衛大や東京理科大、慶応大、文教大、東京大、大妻女子大などから27人ほど

 

◆タイムスケジュール◆--------------------

8時〜9時半 バスの中で元海軍兵士の話

9時半 キャンプ座間到着

10時〜10時25分 ワーシンスキー少将(在日米陸軍司令官)の話

10時25分〜10時30分 集合写真撮影

10時40分〜11時20分 在日米陸軍組織説明

11時40分〜12時40分 3つのグループに分かれて、各グループ1人の米軍兵士とともに昼食

13時〜14時 昼食をともにした兵士との座談会

14時〜14時45分 キャンプ座間バスツアー

14時45分〜15時 元天皇陛下用防空壕見学

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*ワーシンスキー少将の話

・ワーシンスキー少将の話からは、在日米陸軍基地を知ってもらい、理解をしてほしい・誤解をしないでほしいということがひしひしと伝わってきた。

…日本において米軍の規模はそれほど大きくないということ。駐留経費も大きくない。(GDPの0.25%)

・今年、日米安保50周年にあたって、どのように評価するかについて、日米で世界の40%の人口、40%の経済活動が行われていて、なおかつ日米をよく思っていない国もある中で、戦争を起こすことがなかったということが1番評価に値する。

・在日米軍の3つの優先事項

1、日本を守る

2、日本の良き隣人であるよう努める(文化交流)

3、在日米軍兵士とその家族の生活を守る

・質疑応答では、「極東とは?」「司令官としてのコミュニケーションのあり方とは?」「日米安保の不平等さについて」など

 

*在日米陸軍組織説明・・・日本語だったが専門的すぎて難しく、あまり覚えていない…が、印象に残ったのは在日米陸軍基地では、日本人職員の雇用が全体の半数以上であるということ

 

*昼食時

・主に後方支援に携わっているCaraballo氏 プエルトリコ出身

・てんぷらや寿司か好きとか趣味の旅行の話など和気あいあいと

・その後アフガニスタンに赴任していた経験があり、アフガニスタンでの経験の話へ。

 アフガニスタンでは今まで自分が当たり前だと思っていたことがそうではなく、自分がいかに恵まれているかを知った。当たり前にできることに感謝するようになったという。

*同じメンバーで場所を変えての座談会

・引き続き、アフガニスタンでの経験の話。

 復興支援に携わっていた時の経験(支援のありかた、地元有力者の権力の強さからくる支援の困難、支援をうけるアフガニスタンの人々について)

・質疑応答では、「デモクラシーはアフガニスタンの人々に支持されるか?」「戦争はマイナスのものしか生まないと思うが、どう思うか?」「戦争に行きたくないのになぜ兵士になったのか?」「アフガニスタンは自立していかなければならないが、オバマ大統領は3万人の増兵を決めた。それについてどう思うか?」

 

印象に残った話

・日米安保の不平等さについて(日本は朝鮮半島で戦争がおきても米軍を支援するなどはできない、また、日本国民の在日米軍への風当たりの悪さなど)

→ワーシンスキー少将は、一個人としての意見を述べて、日米同盟は日本国憲法に理解をして、また自衛隊は日本をよく守っていると理解して署名したと思う・米軍は自衛隊の守りを補完するという意識を持っている・また、日本はキャンプのまわりで米兵の生活を支えているなどとして、不平等は感じないと言っていた。

 また、日本に駐屯することは、アメリカを守ることにもなるし、世界の治安の維持にも貢献しているということにもなる。自分が軍人として自国を守るということの一直線上にあったことが、日本に駐屯するということだったに過ぎない。

 

・また、「戦争はマイナスのものしか生まないと思うがどう思うか?」という質問について、Caraballo氏が言っていた、戦争には米軍の誰もが行きたくないと思っている。だが、世界には様々な問題があって、それを解決する責任があるという言葉。

 

 


キャンプ座間の報告会