わたしたち畠山ゼミナールは、国際政治と日本の将来について日々学んでいます。

今日の国際問題を分析しながら、今後世界で巻き起こるかもしれない事態を予測し、国際問題に携わった古今の指導者の決断や行動を自らに置き換えながら、物事の本質をとらえられるよう考えつづけているゼミです。しかし、単に「国際政治」といっても幅広いため、畠山ゼミでは1年間を通して自分たちの学ぶものの方向性(テーマ)を定めます。本年度のテーマは「多極化時代の安全保障戦略―日本の意志を問う」とし、多極化時代において、日本の安全保障戦略を再考するとともに、果たすべき役割を探求し、そこから「日本の意志」とは何かを自らにも問うていきます。

また、畠山ゼミでは日常のゼミ運営、各行事の企画立案・実施などを通して、一人ひとりが責任感ある行動力を身に付けます。言葉と行動の伴った姿が在ることでお互いを尊敬し、信頼することができます。知識だけでなく、人格とリーダーとしての資質を自らのものにすることができるよう、日々精進してまいります。

14期幹事長 小山裕美



 畠山ゼミナールは国際社会で起こる様々な問題や日本の国際的役割を探求する場です。日々のゼミでは各人が問題意識を持ち、それらを共有し合うことによって、1人では得ることのできない大きな学びや気づきを見出しています。今年度の年間テーマは「多極化時代の安全保障戦略―日本の意志を問う―」としました。2013年、安倍政権は「国家安全保障戦略」を策定しました。しかしその内容は「今後の日本が安全保障においてどのように歩んでいきたいのか」という「日本の意志」が明確ではありません。日本が新たな態勢へと変化の時を迎えている今、私たちは「国民が日本の意志を形成する一人材である」ということを改めて自覚する必要があると考えます。日本に備わっている力を見直すことで日本の可能性を理解し、安全保障における日本の意志を、主体者意識を持って探求していきます。

 またこのゼミは国際社会のリーダーを育成する場でもあります。ゼミ生はリーダーの資質を、組織の中で積極的に考え行動することによって磨いています。畠山ゼミでは「1人1人が主役」であり、ゼミ生全員に役割があります。その役割は人から与えられるものではなく、ゼミの運営の中で1人1人が主体的に行動することによって見出されるものです。

 学びを深めるだけではなく、「ゼミに何ができるのか」ということを自らに問い続け行動して参ります。仲間を信頼しお互いを高め合う中で、畠山ゼミが更に大きなゼミになるよう精進して参ります。

 

15期幹事長 關登紀枝