有川ゼミの紹介
学習院大学大学院 ― 西洋美術史ゼミ
| 教員 |
2名 |
有川治男(教授) |
高橋裕子(教授) |
| 前期学生 |
10名 |
うち4名 |
うち6名 |
| 後期学生 |
4名 |
うち1名 |
うち3名 |
西洋美術史の大学院生の人数は、1994〜95年の22人をピークに、近年は15〜19人ほどで推移しています。前期生と後期生の比率も、だいたい例年のとおりです。性別では、女性12人、男性2人となっています。
大学院生14人のうち、他大学出身で大学院へ入ってきた人は2人、また、他大学から学士入学をしたのち大学院へ進んだ人は5人ですから、合わせると、ほぼ半数にあたります。社会人としての仕事の経験者も多くいます。他方、小学校以来ずっと学習院という人もいて、このあたりのメンバーの多様さが、活力の源ともなっています。
在学中あるいは修了後に留学する人も多く(最近では、フランス、イギリス、ドイツ、スペイン、イタリア、スイス、アメリカなど)、また、東京都現代美術館、国立西洋美術館、原美術館、神奈川県立近代美術館、山梨県立美術館、静岡県立美術館など、関東圏を中心に、あちこちの美術館で多くの卒業生が学芸員として働いています。もちろん、修了後も研究生活を継続している人、その他の美術関係の仕事についた人、あるいは、在学中学んだことを活かしつつ、一般企業で活躍している人たちもいます。
有川ゼミ
総勢15人足らずの規模ですから、有川ゼミと高橋ゼミのメンバーはほとんど重なっています。どちらのゼミに属するかについては別に明確な原則があるわけではなく、基本的には学生本人の希望によって主たる指導教員を決めています。
現状を見るならば(2002年12月)、有川を主指導教員とする大学院生の守備範囲は19、20世紀で、具体的な研究対象は、Courbet、Manet、Mondrian、Jasper Johns、横浜写真、となっていますが、19世紀の画家の研究で高橋先生を主指導教授としている人もいますし、将来的には、たとえば、ドイツ・ルネサンス研究で有川ゼミというようなことも考えられます。入ってきてから、途中で指導教員を変えた人もいます。
つまり、大学院での研究は、教員によるものではなく、自分でやるものだ、ということです。
有川の紹介へ