「入門 ゲーム理論と情報の経済学」修正および変更
初版第1刷に対する変更・修正
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38ページの練習問題2-2のゲームA:初版では左下のセルは3と2となっていましたが、正しくは3と0でした。(関西大学の清水崇先生がご指摘してくださいました。ここに謝意を表します。)正しい図は以下のとおりです。
ゲームA
| 左 | 右 |
上 | 2, 2 | 0, 3 |
下 | 3, 0 | 1, 1 |
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206ページの図14-6:初版では「モニタリングは容易か」となっていたのを、2版以降は本文とあわせて「モニタリングは困難か」と変更しました。それにつれて、「Yes」と「No」も入れ替えてあります。
初版第1刷-第3刷に対する変更・修正
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17.シグナリングの章で、「直感基準」と「直観基準」が混用されていました。
「intuitive criterion」の訳語です。第4刷からは「直観基準」で統一します。
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80ページの数学付録2:オークションの計算で、
下から4行目は、「つまり、プレイヤーが落札する」とありますが、
正しくは「つまり、プレイヤー1が落札する」です。(これを含めた以下の3つは、関西大学の清水崇先生がご指摘してくださいました。ここに謝意を表します。)
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92ページの練習問題6-2で、
「下の戦略形の〜」とあるのは、正しくは「下の展開形の〜」です。
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106ページの練習問題7-2のa)で、句点が2つ重なっていました。
第14章において扱っているインセンティブ契約について
第14章において扱っているインセンティブ契約において、
誘因整合性が満たされる領域の境界は、
教科書の図14-2のように凹関数になる場合もあれば、
それとは異なって凸関数になることもあります。
なお、練習問題で使っている平方根の形をした効用関数の場合、
凸関数になります。
なお、この可能性については、関西学院大学商学部の水野敬三先生が指摘してくださいました。
感謝します。詳しい議論は、
このPDFファイル
を見てください。
何かありましたらメールをください。
神戸伸輔:shinsuke.kambe@gakushuin.ac.jp
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