茶色の文字で書いてある部分は、相当に細かい仕事の話なので、ふつうの読者の方は読み飛ばしてください。
さて、また何も書かないまま月末になってしまった。しかも単なる月末でなく大晦日である。
ま、さすがにこれだけの年月を生きてくると、特に年の瀬と言っても感慨とかはない。息子といっしょにきんとんを作る日がやってきたなあという感じ。
実は、講演会の一週間前くらいから風邪をひくというハプニングがあったのだが、学生に日頃から「発表など、ぎりぎりで準備していると万が一風邪でもひいたときに破綻する。なにごとも余裕をもって準備せよ」と言ってるのを自分でもちゃんと実践していたおかげで、特に困ったことにはならなかった。 せっかくのチャンスだから、内容も構成も徹底的に練って(たとえば、複数のギャグをどういう順番で出すかなども含めて徹底的にシミュレーションして考える)、何度か本格的な予行演習もして、本番に臨んだ。 風邪のため、少し声がでにくいのと、トークの細かいところの精度は少し落ちたかもしれないが、基本的には思ったとおりの話ができたと思う。
みなさん、一生懸命に聴いてくれて、様々な質問もしてくれた。 「面白かった」という感想をたくさんもらい、一生懸命に話してよかったと素直に思った。ありがとうございました。
今回は、理学部同窓会が企画しているこの講演会シリーズとしては異例の人数が集まったそうだ。 実際、客席を見渡すと色々な層の人が来てくれているのがわかった。 また、わざわざこの講演会のために遠くから来てくれていた人たちもかなりいらっしゃったことも後から知った。ありがたいことです。 さらに、客席には様々な専門の人がいらっしゃって、講演のあと、関連するテーマについて参加した(初対面の)人どうして議論も続いたらしい。 ぼくも参加したかったし、それ以上に、そういうきっかけを作ることができてうれしすぎる。
こういう一般講演会も大きな大学とかの後ろ盾があれば大々的に宣伝してもらえて集客もできるんだろうけれど、今回は、同窓会の常連以外の人は、ぼくの Twitter とか web 日記での情報発信をみて集まってくれた人がほとんだと思う。 そうやって、ぼくなんかの宣伝を見て多くの人が来てくださったというのは本当に恐縮するばかりなんだけれど、それと同時に、やっぱり誇らしくて、とてもうれしいことだとも思っている。素直に喜び、感謝いたします。 また、そういう皆さんからの応援を裏切らないよう、がんばっていこうと強く思っています。
YITP Workshop on Quantum Information Physics (YQIP2016)というので話をさせてもらうので、その準備をもう少ししようと思います。
というわけで、みなさま、どうかよいお年を。