[2020年度第2回例会]『繻子の靴』勉強会のお知らせ
有楽町朝日ホール他にて日本初公開となる映画『繻子の靴』の上映に先立ち、2020年11月21日(土)に概説と導入を行います。
【概要】
20世紀フランスを代表する詩人・劇作家ポール・クローデル(Paul Claudel, 1868-1955)が、日本滞在期に書き上げた大作戯曲『繻子の靴』(Le Soulierde satin, 1919-1924)。そのあまりの長大さから、ジャン=ルイ・バロー(1943)、アントワーヌ・ヴィテーズ(1987)、オリヴィエ・ピィ(2003)といったごく少数の演出家にしか上演されてこなかった。とはいえ、ナチス占領下のパリで初演を迎えたバロー版、アヴィニョン演劇祭において夜通しで上演されたヴィテーズ版と、本作はその公演ごとにフランス演劇史上の出来事=事件となってきた。オリヴェイラによる本映画作品も7時間弱の大作である。
ときは16世紀、大航海時代。ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、そして日本までをも舞台に、主人公ドン・ロドリッグが抱く世界征服の野望と、彼とドニャ・プルエーズの地上では決して結ばれることのない禁断にして永遠の愛が描かれる。
【開催日時・場所】
日時:2020年11月21日(土)14:00〜15:30(予定)
場所:ZOOM
発表担当:岡村正太郎(学習院大学身体表象文化学専攻博士後期課程)
申込方法について
参加を希望される方は1523c001@gakushuin.ac.jpまでご連絡ください。折り返しZOOMのURLをご案内いたします。