[2021年度第2回例会]第10回ゾンビ映画研究会のお知らせ

2022年3月19日(土)に[2021年度第2回例会]第10回ゾンビ映画研究会を開催いたします。

【詳細】
日時:3月19日(土)14時00分~16時30分
場所:Zoom

チラシはこちら

※これまでのゾンビ映画研究会のレジュメをご覧になりたいかたはこちら

【概要】
 ゾンビ映画研究会では、これまで、しばしば当該ジャンル最大の参照項たるジョージ・A・ロメロの作品を取り上げ、その先行研究を概観・整理しつつ新しい研究の在り方についても模索してきた。周知の通り、ロメロは、映画が製作された当時のアメリカの状況を――ゾンビやそれらを目前にした人間社会の描写を通して――メタフォリカルに視覚化した。社会反映論的あるいは精神分析的(集合的悪夢としてのゾンビ映画)な見方は、よってロメロ・ゾンビ研究における基本軸ではあるのだが、この度は、二本の論文(ジェンダー論とゲーム論)を手掛かりとして従来のゾンビ観の見直しを試みたい。

【発表 第1発表(50分)+第2発表(25分)+討論】
1)芹澤円(神戸大学大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター助教)/岡田尚文(学習院大学/慶應義塾大学非常勤講師)
「ジェンダー論で振り返る――Natasha Patterson, “Cannibalizing Gender and Genre: A Feminist Re-Vision of George Romero’s Zombie Films”, in Zombie Culture: Autopsies of the Living Dead, Shawn McIntosh/Marc Leverette (Eds.), (The Scarecrow Press, Inc. 2008, pp. 103-118) を手掛かりに」

2)田原康夫(学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程)
「ゲーム論で振り返る――Gareth Schott, “Digital Dead: Translating the Visceral and Satirical Elements of George A. Romero’s Dawn of the Dead to Videogames”, in Zombies Are Us: Essays on the Humanity of the Walking Dead, Christopher M. Moreman/Cory James Rushton (Eds.), (McFarland & Company, Inc., Publishers, 2011, pp. 141-150)を手掛かりに」

【申込方法】
参加を希望される方は、下記メールアドレスまでまでご連絡ください。折り返しZOOMのURL、当日資料等をご案内いたします。
guscscvr1@gmail.com