[2022年度第1回例会]第11回ゾンビ映画研究会のお知らせ
2022年6月4日(土)に[2022年度第1回例会]第11回ゾンビ映画研究会を開催いたします。
【詳細】
日時:6月4日(土)14時00分~16時30分
場所:Zoom
チラシはこちら
※これまでのゾンビ映画研究会のレジュメをご覧になりたいかたはこちら
【概要】
「ゾンビ研究」と一口に言うものの、この虚実のはざまにある身体/現象をめぐっては実に様々な議論が展開されている。例えばゾンビを近代以降の戦争(とりわけ非対称戦争)における最悪の敵と見立て、これへの対処法を講ずるものがある。パロディとしてかと思いきや、それは存外、大真面目にゾンビに対する人類・文化の優位を説いている。例えば「哲学的ゾンビ」なる、人間の意識(qualia)のありやなしやを論ずるための学問的想定と引き比べながら、(映画作品のなかで)しだいにゾンビ化する人間の意識(consciousness)やセクシュアリティについて考えようとする論文がある。
この度のゾンビ映画研究会では、前回に引き続き2本の英語論文を取り上げ、ゾンビ研究の裾野の広さに改めて目を向けてみたい。
【発表 第1発表(25分)+第2発表(50分)+討論】
1 )中里昌平(学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程)
「戦争とゾンビ――Christopher Coker, “Dying to Fight: Some Reflections on Zombies and War”, in International Politics Reviews, Vol. 1 (2013, pp. 91-99) を手掛かりに」
2 )関根麻里恵(学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻助教)/竹内秀一(学習院大学人文科学研究科身体表象文化学専攻博士後期課程)
「ゾンビと意識、ソシオセクシュアリティ――Steve Jones, “Pretty, Dead: Sociosexuality, Rationality and the Transition into Zom-Being”, in Zombies and Sexuality: Essay on Desire and Living Dead (Shaka McGlotten/Steve Jones [Eds.]) (Jefferson: McFarland, 2014, pp. 180-198) を手掛かりに」
【申込方法】
参加を希望される方は、下記メールアドレスまでご連絡ください。折り返しZoomのURL、当日資料等をご案内いたします。
guscscvr1@gmail.com