時 間 |
国 |
行動 または 言動等 |
15:27
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アメリカ |
中国は、北朝鮮側がアメリカの要求を全て飲むと言っているとのこと。米査察団の受け入れ
の条件として、中朝同盟の再確認、中国の核の傘に入るということで、アメリカは武力行使を
中止する。 |
議 長 |
アメリカからは、軍事顧問団を送るのか? |
アメリカ |
査察団チームとして、軍事顧問団を派遣する。ここで条件を全て再確認すると、核不拡散条
約の再調印、核兵器の排除、金正日体制を米中で見守ることとなる。 |
15:29
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北朝鮮 |
米国の金正日体制への見解で、「見守る」という発言があったが、それはどういうことか? |
アメリカ |
今後の政治方法、統治方法をアドバイスしていくということである。 |
北朝鮮 |
しかし、今回条件として出された、謝罪、核の問題、査察団に「見守る」ということは含まれて
いないのでは?条件以上のことを言われても認められない。 |
15:30
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アメリカ |
査察団と同時に、軍事顧問の派遣も条件に入っていたはずだが。 |
北朝鮮 |
それは条件には入っていない。 |
中 国
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中国としての解釈は、中朝同盟を結ぶことにより、中国は北朝鮮の宗主国のように朝鮮に
対しアドバイスをする権利を持つ。(ある程度北朝鮮は中国の手の内に入る) それにより、
米国との間に協調関係を築き、2国からの査察を受け入れてもらい、和解を図ろうということ
で米国と同意した。米中双方により、北朝鮮をこれから守っていくということ。 |
15:31
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北朝鮮 |
それは、あくまで中国を介して米国が北朝鮮に関わってくるということですね? |
中 国
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直接的にも、間接的にもそれはあると思う。中国は北朝鮮の意図を正しく理解していなかっ
たのかもしれない。中朝同盟はまだ新たに結んではいない。現状中朝同盟は結ばれている
が、今北朝鮮が求めているような内容での再確認はしていない。米国との調整の結果、新た
に中朝同盟を結ぶべきか考えてきた。中国は、宗主国としての考えを念頭に置いており、米
国と交渉していた。 中朝交渉を要請。
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15:34
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●中朝交渉 開始●
中 中国を介した要件受け入れを提案。
北 金正日体制を残し、核に関する権限はすべて中国に委ねる。替わりに、中が北を軍事
的に守り、さらなる経済支援をすることを要求。
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15:46 |
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●中朝交渉 終了● |
15:47
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中 国
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中朝同盟の再確認。北朝鮮に対するアドバイス等は、全て中国を通すことを北朝鮮は要求。
共同統治という言い方ではなく、同盟関係にある中国を通してアメリカから北朝鮮に圧力をか
けるという方法になる。もう一点、北朝鮮側の明確な意図としては、金正日体制を残すという
ことが上げられた。これを、今回の事件を解決するための北朝鮮側の譲歩として受けとってほ
しい。よって、アメリカがこの内容に納得してくれるのなら、この事件は解決に至ることになる
だろう。
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15:48 |
アメリカ |
承諾。 |
北朝鮮 |
承諾。中国の尽力に感謝の意を表する。 |
15:49
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ロシア
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ロシアは今まで北朝鮮に対し、経済
支援を行なっていなかったが、今後は
積極的に支援していきたい。
韓国に対して提案した内容の返答を
要求。
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15:50
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韓 国 |
朝鮮半島の統一を目指す。 |
ロシア |
先ほどの交渉内容とずれているように思うが、その返答は交渉の決裂を意味するのか? |
韓 国 |
交渉決裂です。 |
15:51
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議 長 |
ちなみに、ロシアは韓国に対して何を提案したのか聞いておきたい。 |
ロシア
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北朝鮮はすでに米中の手中にあるため、ロシアが手出しできず孤立している韓国と手を組
んで、少しでも北朝鮮に関係したいと思っていた。そして韓国と今後軍事、科学、技術など
全ての面で協力し合おうとも思っていた。しかし、交渉が決裂したため、ロシアは北朝鮮に
経済支援を行ない、韓国は引き続き孤立の道をたどることになるだろう。 |
15:52
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議 長 |
ここで、『北朝鮮問題シュミレーション』の終了を宣言。 |
北朝鮮 |
最後に日本の立場を聞きたい。北朝鮮と友好的な立場を取ってくれるのか? |
日本
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経済支援に関しては拉致問題がまだ解決していないので、平壌宣言に基づき今後も支援は
行なわない。ただ、現状はアメリカを全面支持する姿勢でいるので、アメリカに追随していくと
いう立場で変わっていない。 |
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全体写真を撮影して終了 |