東アジア海文明の歴史と環境(学習院大学・復旦大学・慶北大学校)

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国際学術シンポジウム
「東アジア海文明の歴史と環境
         ―日中韓研究者の語る東アジア海文明の未来像」


日 時:2010年2月27日(土)、28日(日)
主会場:学習院大学西2号館201教室

 本事業の総括として開催する最終シンポジウムとなります。2日間で総勢29名の日中韓の研究者にそれぞれの専門分野からご報告いただきます。プログラム等詳細につきましてはポスターをご参照ください。


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2009.2.5 国際学術シンポジウム・リモートセンシングと東アジアの環境史の可能性の情報を追加
2009.2.5 第20回SSMの情報を追加
2008.2.5 第14回フォーラムの情報を追加
2008.10.9 国際学術シンポジウム「東アジアの陽明学」の情報を追加


東アジア海文明とは

 日本・中国大陸・朝鮮半島・台湾に囲まれた海域はそれぞれの国の立場から日本海や東シナ海、東海など様々な呼び名があります。それは歴史的な経過の中で各々の国家によって設定されたものです。しかし、中国の黄河や長江から発生した文明は、両大河の下流域の平原を経て、沿海部から海を伝って朝鮮半島さらには日本へと伝わりました。さらに、その文明は相互の交流を通じて「東アジア海文明」とも言うべき高度な文明を築きあげたと言えるでしょう。当研究交流課題ではヨーロッパ世界の地中海や北米大陸の五大湖にあたるような内海とも言える海域を「東アジア海」として設定し、そこで形成された「東アジア海文明」の特質と自然環境とのかかわりを考えたいと思います。
 現在、東アジアは政治的に様々な問題を抱えてはいますが、それとは反対に経済的には一体化しようという東アジア共同体の動きもあります。本研究交流は、各国の研究者が相互に往来し、過去の東アジア社会の追求から未来の共存のありかたを「共通の場」で考えてゆくという意味において国際的に重要かつ不可欠なプログラムと言えるでしょう。まさに、これは未来の「東アジア海文明」を創造してゆく作業にほかなりません。


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