『独検対策2級問題集[三訂版]』 (2023)、白水社
Errata (Stand: am 1. April 2024)
これまで見つかった誤植,間違い,問題点などを公開します。 修正すると言ってもスペース上の制限から、思うようにならない部分もあります。
(2024年4月1日に読者からの報告で発覚)、該当箇所: S. 49 練習問題の (2) 1
修正前:
1 Lass dich zum Abschied umarmen.
修正後:
1 Sie können auch Ihre Wohnung barrierefrei umbauen.
これに対応して解答の説明も書き換えます。176 ページの上から 2行目と3行目
修正前:
1 「お別れに君を抱きしめさせてください」。umarmen は、「... を抱きしめる」という意味の
分離動詞で、前綴りの um にアクセントがあります。
修正後:
1 「あなたはお住まいをバリアフリーに改築することもできます」。umbauen は「... を改築する」という意味の分離動詞で、前綴りの um にアクセントがあります。
解説:
umarmen「抱きしめる」という動詞は非分離動詞ですから、非分離前綴りにアクセントはありません。練習問題を作成中に、(2) と (3) が頭の中でごっちゃになってこのようなミスが起きたのだと想像しています。申し訳ありません。ここでは、umbauen「...改築する」という分離動詞に変更することで対応します。
(2023年11月27日に読者からの報告で発覚)、該当箇所: S.177 下から 16行目
修正前:
(5) 「その本は私のものだ。君はその本について話をしていた」。2文をひとつ
修正後:
(4) Ich habe den Eindruck, dass ... は、63頁に解説されているように話し
手の主観的判断を表す Es scheint mir, dass ... あるいは、scheinen zu不定
詞で言い換えられます。
(5) 「その本は私のものだ。君はその本について話をしていた」。2文をひとつ
(4) の解説が抜けていました。(5) の前に入れてください。書き換えに関しては、63頁に例文とともに解説されています。なお、この解答抜けは、前の「改訂版」にもありました(143頁)。
(2023年11月27日に読者からの報告で発覚)、該当箇所: S.173 下から 2行目
修正前:
う意味でよく使われるます。...
修正後:
う意味でよく使われます。...
単純に誤植の見落としです。
(2023年11月27日に読者からの報告で発覚)、該当箇所: S.18 下から 6行目
修正前:
●-igkeit と-heit の両方の形のある場合は、...
修正後:
●-igkeit と-keit の両方の形がある場合は、...
単純に誤植の見落としです。ついでに、「の」が多すぎるので、最後の「の」を「が」に変更します。
(2023年9月25日に発覚)、該当箇所: S.114 下から 5行目
修正前:
... ausschalten (スイッチを切る)ができす。
修正後:
... ausschalten (スイッチを切る)ができます。
ギリギリになってコラムの分量を減らしたために誤植が発生しました。
『独検対策2級問題集[改訂版]』 (2017)、白水社
ここから下は、『独検対策2級問題集[改訂版]』 (2017) の誤植、間違い、問題点に関する情報です。
(2022年12月26日に改訂版の原稿を書いている時に発覚)、該当箇所: S.102 下から 8行目
修正前:
1 Der Kunde hat die Suppe nicht gefallen.
修正後:
1 Dem Kunden hat die Suppe nicht gefallen.
コメント:おそらく、最初は選択肢の主語を Der Kunde で揃えていたのだと思いますが、動詞を gefallen に変えた時に、 修正し忘れたのだと思います。 die Suppe が1格の主語、gefallen(気に入る)は、人の3格をとりますので、 男性弱変化名詞の Kunde は、dem Kunden となります。 今まで誰にも気がつかれずに残ったというのは不思議です。恥ずかしい間違いでした。
(2022年12月26日に改訂版の原稿を書いている時に発覚)、該当箇所: S.75 練習問題 [例題] の指示文
修正前:
... それぞれの内容に会うものを...
修正後:
... それぞれの内容に合うものを...
コメント: 単純な漢字変換ミスです。
(2021年4月15日に白水社の担当者による指摘で発覚)、該当箇所: S.122 「105 unterhalten」の例文
修正前:
Stefan unterhielt sich stundenlag mit seiner Freundin am Telefon.
修正後:
Stefan unterhielt sich stundenlang mit seiner Freundin am Telefon.
コメント: 単純なスペリングミスです。
(2019年4月16日に読者からの指摘で発覚)、該当箇所: S.46 下から 14 行目
修正前:
その町はさまざまなワインで有名だ。
修正後:
その町はとりわけさまざまなワインで有名だ。
コメント: vor allem の解説の部分で、和訳の中に肝心の vor allem の和訳が抜けていました。ここでは、「とりわけ」を選んでみましたが、 「とくに」でも大丈夫です。ここでは、後続する「さまざまなワインで」の部分にかかります。
(2019年4月16日に読者からの指摘で発覚)、該当箇所: S.60 上から 10 行目
修正前:
過去問の B (1) が、jeder, der ... を wer で言い換える問題でしたが、
修正後:
<上記の箇所を削除>
コメント: 本書の前の版『ドイツ語検定 2級新問題集』の中の古い解説が一部残ってしまっていました。 ある程度の時間が経つと、本書のような問題集では、過去問を入れ替える作業をします。 そうすると、それに対応した箇所の解説も書き換えることになるのですが、今回の箇所は、本来消すべき所を消し忘れてしまった結果です。 消したくない解説もあるので、なかなか難しいところです。
(2018年6月11日に読者からの指摘で発覚)、該当箇所: S.39 下から 5 行目の解答 (2)
修正前:
解答 ... (2) 3
修正後:
解答 ... (2) 2
コメント: 意味のまとまりで区切るの[過去問]の答えの部分です。 S. 39 には、過去問の解説があり、4つの選択肢の内の 1 あるいは、2 しか可能性はないと言っておきながら、 答えがなぜか 3 になっていました。もちろん 2 が正解です。 お詫びして訂正します。
(2018年6月10日に読者からの指摘で発覚)、該当箇所: S.98 過去問の下から 3 行目
修正前:
2 Die neue Friseur von Stefanie gefällt ihm nicht.
修正後:
2 Die neue Frisur von Stefanie gefällt ihm nicht.
コメント: 聞き取り問題(第1部)過去問の選択肢 (D) の 2 の部分です。
修正前は、Friseur となっていたのですが、これは、男性名詞で「理髪師、美容師」という意味です。
ここでは、Frisur という女性名詞、「髪型、ヘヤースタイル」という名詞が入っていなければなりません。
過去問を入力する時に、ミスタイプをしてしまった、という誤植です。校正の段階で、気がつくべきミスでした。申し訳ありません。
e が入るかどうかでかなり違う意味になってしまうので、気をつけましょう。
ちなみに、「理髪師、美容師」の女性は、Friseuse とスペリングが変わりますので注意が必要です。
なお、Friseur は、フランス語から来た語なので、Frisör というドイツ語化されたスペリングもあります。
(2018年5月10日に学生からの指摘で発覚)、該当箇所: S.59 下から 11 行目
修正前:
前置詞は、関係代名詞の前に置かれますが、過去問 B (4) のように、先行詞
修正後:
前置詞は、関係代名詞の前に置かれますが、先行詞
コメント: 「過去問 B (4) のように、」 の部分は、不要です。
この部分は、以前の問題集『独検対策2級新問題集』にあった過去問の説明です。
この説明に対応する例文は、S.60 の (5) b. の例文です。なお、この例のように、
wofür と並んで für das が可能ですが、
「前置詞+関係代名詞」の形は、口語的な言い方であると言われています。
(2017年11月15日に読者からの指摘で発覚)、該当箇所: S.44 下から 18 行目
修正前:
[...]という意味です。Büchern sitzen で「読
修正後:
[...]という意味です。über Büchern sitzen で「読
コメント: 解答解説の部分なのにもかかわらず、前置詞が抜けてしまいました。タイプミスです。
(2017年5月27日に読者からの指摘で発覚)、該当箇所: S.142 上から 11 行目
修正前:
[...]「みんなその哲学者に80歳の誕生日のお祝いを言った」
修正後:
[...]「みんなその哲学者に88歳の誕生日のお祝いを言った」
コメント: 練習問題のドイツ語では、 ( ) achtundachtzigsten Geburtstag となっている部分、和訳の方が「80歳の誕生日」になっていました。 うっかりミスです。
(2017年3月10日に発見)、大文字書きを小文字書きに訂正。該当箇所: S.85 下から 11 行目
修正前:
Fischers Fritz fischte frische Fische, Frische Fische fischte Fischers Fritz.
修正後:
Fischers Fritz fischte frische Fische,
frische Fische fischte Fischers Fritz.
コメント: 今回書き加えたコラムの中です。コンマの次なので、文はまだ切れていません。そう考えると、形容詞 frisch の先頭の文字は小文字です。 コンマ (Komma) でなく、プンクト (Punkt) にしておけばよかったのですが。
(2017年3月10日に発見)、説明文の日本語。該当箇所: S.110 上から 16 行目、19行目
修正前:
[...]、それのような情報がありません。
修正後:
[...]、そのような情報がありません。
修正前:
単純な感情だけでもないのですが、[...]
修正後:
その表すものは、 単純な感情だけでもないのですが、[...]
コメント: 今回書き加えたコラムの中です。日本語の説明文が推敲されていません。
(2017年3月10日に発見)、句点の欠如。該当箇所: S.126 下から 5 行目
修正前:
ところが不思議と似ていますドイツ語では、[...]
修正後:
ところが不思議と似ています。ドイツ語では、[...]
コメント: 今回書き加えたコラムの中です。句点が抜けていました。
『独検対策2級新問題集』 (2011)、白水社
ここから下は、『独検対策2級新問題集』 (2011)の誤植、間違い、問題点に関する情報です。
間違いではありませんが:(2017年1月27日に発見)、該当箇所: S.111 本文、下から 9 行目
修正前:
Der Wein schmeckt nach dem Fass.
修正後:
Der Wein schmeckt nach Fass.
コメント: 文法的に間違っているわけではありません。 nach dem Fass の場合は、Fass に定冠詞が付いているところから、「その樽」の味がすることになってしまいますが、 そうでなく、一般的な言明として、「樽の味がする」場合には、無冠詞が適切です。 「そのワインは樽の味がする」という日本語に示したような一般的な意味あいでは、冠詞が無い方がより適切だろう、と判断しました。 改訂版では、この定冠詞を削除しました。
間違いではありませんが:(2017年1月27日に発見)、該当箇所: S.82 本文、上から 9 行目
修正前:
Könnte das sein, dass man beim Shoppen einen Einkaufsbummel macht?
修正後:
Könnte es sein, dass man beim Shoppen einen Einkaufsbummel macht?
コメント: 文法的に間違っているわけではありません。 das の場合は、前の文の内容を受け、es の場合は、dass文の先取りです。 この場合は、es の方が良いのではないか、と思えたので、改訂版からは、この部分を es に変えることにしました。
名詞複数形の間違い:(2017年1月27日修正:改訂版作成時に発見)、該当箇所: S.122 下から8行目
修正前:
..., mit denen sie ihre Berichten gestalten ....
修正後:
..., mit denen sie ihre Berichte gestalten ....
コメント:単純な名詞複数形の間違いです。付属 CD の方では、ちゃんと ihre Berichte と発音されています。
スペリングの間違い:(2017年1月27日修正:改訂版作成時に発見)、該当箇所: S.112 下から4行目
修正前:
Adelheit hat das Futter aus dem Mantel getrennt.
修正後:
Adelheid hat das Futter aus dem Mantel getrennt.
コメント: Adelheid は女性の名前です。発音上は、もちろん語末の d は [t] です。 だから、それにひっかかってスペリングの間違いをしてしまいました。 古高ドイツ語から見られる名前で、チェコスロバキアの映画の題名で使われた名前でもあります(1969年)。 アニメにも使われているようです。
スペリングの間違い:(2017年1月27日修正:改訂版作成時に発見)、該当箇所: S.69 下から9行目
修正前:
Mittlerweile gibt es neben den Dönner- und Gyros-Imbissbuden ...
修正後:
Mittlerweile gibt es neben den Döner- und Gyros-Imbissbuden ...
コメント:Döner とは、Dönerkebab あるいは、Dönerkebap
の省略形です。『アクセス独和辞典』の Dönerkebab の項目には、
「〔料理〕ドネルケバブ(トルコ系の移民によってもたらされた料理で、羊などの肉をういちょくの串に刺して回転させながら焼き、それを削ぎ落したものを野菜といっしょにパンに挟んで食べる)」
との説明があります。
ちなみに Gyros も『アクセス独和辞典』に載っており、「ギュロス(回転させながら焼いた肉をこそぎ落としたギリシア料理、ギリシア版ドネルケバブ」
となっていて、 Gyros Pita 「ギュロスピタ(ギュロスをパンではさんだもの)」という追加説明がついています。
この箇所では、
Döner-Imbissbuden(ドネルケバブの軽食屋台)と Gyros-Imbissbuden(ギュロスの軽食屋台)を詰めて言った部分です。
die Bude -/-n は、いわゆる「屋台」(=屋根付きの小さな路上のお店)のことです。
今ではドイツの各地にドネルケバブのお店があり、手軽に美味しくたっぷり食べられるものとして、普及しています。
最近は日本でも、街角にドネルケバブのお店を見かけることがあります。
漢字の間違い:(2017年1月24日修正:改訂版作成時に発見)、該当箇所: S.51 上から7行目
修正前:
(表の左上)法話の助動詞
修正後:
(表の左上)話法の助動詞
コメント:当然、「話法の助動詞」です。一瞬、我が目を疑いました。
正書法の間違い:(2017年1月24日修正:改訂版作成時に発見)、該当箇所: S.67 下から10行目
修正前:
...、... und liess seinen Buben zu
修正後:
...、... und ließ seinen Buben zu
コメント:過去形で書かれた書き言葉の文章で、lassen の過去形が使われている箇所です。 新正書法でも、3基本形は、lassen — ließ — gelassen です。 3行下では、ちゃんと ließ が使われているのに、気がつきませんでした。
wollen wir 〜:(2012年3月13日修正:読者からの指摘)、該当箇所: S.37 下から3行目
修正前:
...、wollen wir 〜で「〜しましょう」とさそっています。
修正後:
...、machen wir 〜で「〜しましょう」とさそっています。
コメント:「誘いかける」表現として、wollen wir 〜 がありますが、
ここでは設問に、wollen wir は使われていません。
設問中では、Bist du schon bereit zu gehen?
Dann machen wir uns ( ) den Weg!
のようになっていましたので、これに合わせての訂正です。
ちなみに、「さあ行こう」という時、ドイツ語では、
Gehen wir! も、Wollen wir gehen!
も使えます。
wollenを使って wollen wir
と誘う方が強い誘いかけを表すと考えられます。
それなら、 wollen wir の方が多く使われるかと言われると、必ずしもそうでもありません。
「誘い」というのは、「軽く誘う」方がこのまれることもありますね。
ようするに、ケースバイケースなのです。
解答の間違い:(2012年3月13日修正:読者からの指摘)、該当箇所:S.38 解答A (1)
修正前:
A (1) 7
修正後:
A (1) 6
コメント: 前のページで、A (1) の問題の解説をしている通り、 jn nach jm/et3 fragen で、「(ある人に)〜について尋ねる」という意味です。 単純な見落としでした。
gefährden:(2012年3月13日修正:読者からの指摘+自分での発見)、該当箇所:S.54 上から1〜2行目
修正前(falsch):
Solche Leute gefährdet ihre Gesundheit.
そいういう人達は、みずからの健康を害している。
修正後(richtig):
Solche Leute gefährden ihre Gesundheit.
そういう人達は、みずからの健康を危険にさらしている。
コメント:gefährden という動詞は、 Gefahr(危険) という名詞から作られた動詞です。 4格の人や物事を目的語にとる他動詞で、「〜を危険にさらす」という意味。 ここでは、もちろん主語が複数ですから、語尾は、en です。 「そいういう人達」というのも、いったいどこでこんなことになってしまったのか、苦笑いしてしまいました。 このミスタイプ(?)は、今更ながら自分で発見しました。ということで、ドイツ語、日本語訳ともに訂正します。
文頭文字の大文字化:(2012年3月13日修正)、該当箇所:S.130 6. B (1)
修正前:
6. 言い換え [例題] のB (1) soll
修正後:
6. 言い換え [例題] のB (1) Soll
コメント: S.60ページの B (1) b の例文を見れば、
カッコが 文頭にあるのが分かります。従って、文頭なので、Soll
と頭文字を大文字にします。
解説番号の誤記:(2012年3月13日修正)、該当箇所:S.130 下から10行目
修正前:
(4) 「その本は私のものだ。君はその本について話をしていた。」...
修正後:
(5) 「その本は私のものだ。君はその本について話をしていた。」...
コメント: S.60 の例題 A の解説ですが、(4)の所に書いてあるのは、(5) に関する説明でした。
そこで気がついたのは、(4)に対しての解説がない、ということです。
今回は、重版(刷)ということで、改訂版ではないことから、
最低限の誤植を訂正するということで、ここに(4)の解説を載せることはできませんでした。