外国書講読(コミュニティをつくる経済思想)

Economic philosophies of community capacity building

「最も豊かな国というのは最大多数の高潔にして幸福な人間をやしなう国」(ラスキン) ー 「豊かな国」である現代日本の学生たちが、身の回りの暮らしと世界の現実に対する問題意識をもって、工業化と都市化がいち早く進んだ近代イギリスを自由に生き抜いた先人たちの知恵にまなび、人がつながる経済のあり方に関する英語の原文を、批判的に読んで考えてみるという知的作業に取り組みます。
19〜20世紀イギリスにおける経済思想を英語で読み、様々な経済学者や社会改良家の見解の共通点と相違点をふまえた上で、適切な論述方法により日本語で議論をおこない、自らの考えを文章やその他の表現方法で表現できるようになります。
演習形式 ー 授業時間内に英文資料を読んで考えてきたかを試すために、翻訳、ミニレポート、描画、プレゼンテーション、寸劇などの多様な表現方法を用いた課題を課します。各回、課された課題を個人あるいは共同でこなし、発表に対して相互評価を行い、最終的に学期末レポートを執筆・提出します。

課題図書・参考文献について

課題図書:John Ruskin, Unto this Last (1860).William Morris, News from Nowhere (1890). Arnold Toynbee, Lectures on the Industrial Revolution in England (1884). Octavia Hill, Our Common Land (1877). Ebenezer Howard, Tomorrow: A Peaceful Path to Real Reform (1898). Robert Owen, A New View of Society (1813). 課題図書へのアクセス方法は、授業時に提示します. その他、参考文献は法経図書センターに配架してあります.
課題図書に限らず,多くの本を読んで、自分なりの理解を深めてください.

    

レジュメについて

各回,報告担当者はレジュメと文献リストを前日までに眞嶋研究室へ提出します.     

   

第1学期:コミュニティをつくる経済思想 -先人たちの言葉にまなぼう-

  1. はじめに ー コミュニティをつくりリベラルに生きるための知恵
  2. John Ruskin, Unto this Last (1860).
  3. ジョン・ラスキンとその思想
  4. William Morris, News from Nowhere (1890).
  5. ウィリアム・モリスとその思想
  6. Arnold Toynbee, Lectures on the Industrial Revolution in England (1884).
  7. アーノルド・トインビーとその思想
  8. Octavia Hill, Our Common Land (1877).
  9. オクタヴィア・ヒルとその思想
  10. Ebenezer Howard, Tomorrow: A Peaceful Path to Real Reform (1898).
  11. エベニーザ・ハワードとその思想
  12. Robert Owen, A New View of Society (1813).
  13. ロバート・オウエンとその思想
  14. John Maynard Keynes, Economic Possibilities of Our Children (1931).
  15. 学期末レポートに関する指導(テーマ選び・執筆体裁指導・文章表現力指導)

学期末レポートについて

身近な仲間とコミュニティをつくろう

課題図書の内容をふまえた上で,ふさわしいと思われるテーマを自分で設定し,そして課題図書との関連がわかるようにテーマについて説明しながら執筆しましょう.
何をテーマに選ぶかも採点の基準のひとつです.また,課題図書と内容的に関係のないレポートは評価の対象としません.

レポートの体裁について

A4版縦型・横書き・10.5ポイント・明朝体・1行に40字・1ページに36行以上・タイトルページを入れずに本文4ページ程度(5500字程度).
タイトルページには,レポートのタイトル・学部・学科・学年・学籍番号・氏名を記入してください.「導入部」もしくは「はじめに」と「結論」もしくは「おわりに」を400-600字ずつほどにまとめて本文の最初と最後につけ,議論の部分もいくつかの節に分けて,節ごとに短いサブタイトルをつけるのが良いです.
本文には,脚注とページ番号を入れ,文末には,参考文献表を添えます.脚注は簡略に著者名と出版年とページ数を記してもよいですが,参考文献表はしっかりと,本文末に一般的な参考文献表の体裁などに従って作成してください.(例:著者名,『著書タイトル』出版社,出版年)
統計表やグラフなどの使用は歓迎しますが,字数には換算しないので,文末にまとめて貼付し,表やグラフにも必ず統計データの出所を明記してください.     

他人の文章から引用した文やフレーズには脚注をつけるのが礼儀であり,引用文に脚注がない場合(特に本やウェブからの丸写し)は,盗作・剽窃という犯罪にあたるので,注意してください.他人の文章を書き写すようなレポートではなく,自分の意見を伝え議論することを目的としているので,どうやって自分の考えをまとめ,そしてどう伝えていったらよいかをよく考えてみましょう.
ただし,根拠のない私見だけのレポートというのは学問的に無意味ですから,参考文献などをよく読み,自分の意見の根拠となる文章を正しく引用して,説得力のある議論を展開するように心がけてください.

    

  問題点のご指摘・お問い合わせなどございましたら眞嶋史叙までお知らせください。
Updated: 2020-08-17

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