東アジアにおける儒仏道三教の形成と展開
研究教育プログラム

プログラム主担当馬淵 昌也外国語教育研究センター教授
プログラムメンバー中田 喜万法学部政治学科教授
新川 哲雄文学部哲学科教授
高柳 信夫外国語教育研究センター教授
招聘研究者任文利中国・北京青年政治学院東方道徳研究所
副研究員
朴勝顯韓国・中央大学校哲学科専任研究員
方浩范中国・延辺大学政治学系教授
Pierre Marsone仏国・パリ高等学院歴史学文献学部准教授
第二次世界大戦後の東洋学は、多くの分野で長い間日本が事実上最高のレベルを維持してきた。

儒佛道三教という、東アジアで大きな影響を有した思想の歴史的・哲学的研究も、 フランスなどの若干の例外を除いて、同様であった。

しかし、近年中国・韓国・台湾・アメリカなどでも盛んに研究が行われるようになり、 日本の優位は揺らぎつつある。

こうした状況下で、諸外国で活躍中の中堅・若手の研究者を日本に招き、 日本の中堅・若手の研究者との交流を進めることは、日本人研究者にとっては、 諸外国での研究の最前線を認識する手掛かりとなり、

また外国人研究者には、ともすれば言語的障壁で看過しがちな日本の研究蓄積、或いは現在の研究状況を理解する機会となる。

東アジア研究において本プログラムではまずはこのような目的をめざして行うものである。

更には、その交流の中から、異なる背景を持ったもの同士の接触により、 新たな問題意識などがスパークとして生み出されることまで展望してゆきたい。