「東アジアにおける儒仏道三教の形成と展開」
研究教育プログラム
Pierre Marsone(馬頌仁)
「東アジアにおける儒仏道三教の形成と展開」
研究テーマ
私の博士論文は
道教徒・全真の活動の創始
に関する研究である。
この活動は
中国の華北を支配した女真族の金王朝(1115-1234)のもとで創始された。
私の博士論文のテーマは、
王重陽という人物と彼の弟子である。
彼らは
タオイズムの説法と内丹の訓練のために
彼らの家族とその富を捨てた。
学習院大学客員研究員として日本に滞在する期間中、
私は金代中国における宗教の状況にかんする会議を開きたい。
そこで私は全真教の創始者の小さな教団について
報告する予定である。
その際、モンゴルの侵入時期(1215-1235)における、
華北で最初の宗教運動の年譜を作成したい。
博士論文以来、
私は遼(907-1125)・金(1115-1234)・元 (1215-1368)代の
中国における歴史と宗教について研究を続けている。
特に、遼王朝として知られている
契丹王朝の創始と歴史についての研究をすすめている。
遼王朝はほかの中国の王朝に比べ
現存する歴史資料や関連する研究が少ないが、
この時代の宗教に関する歴史は大変重要である。
19世紀以来、
日本では多くの遼朝に関する研究が進められてきた。
鳥居龍蔵・愛宕松男・田村実造・護雅夫・島田正郎などは
トゥルク・モンゴルに関する重要な論文を発表した。
これらの論文は古いものもあるが、
最もよく知られ、利用する価値も高い。
しかし、それらをパリで探すのは困難であり、
不可能な場合もある。
現在の私の研究の軸のひとつは、
遼朝における宗教についてである。
私は今回の一ヶ月の日本訪問の機会を利用して、
20世紀の日本人研究者の論文によって、
私の遼・金・元代に関する研究に関する論文を完成させたい。
この研究領域において、
私は遼代の社会と宗教の歴史に関する研究を
深化させたい。
以上
「東アジアにおける儒仏道三教の形成と展開」
研究教育プログラム
招聘研究者
1994年 | Sorbonne (Paris IV) M. A. of Western Philosophy INALCO Paris Bachelor’s Degree in Chinese language and culture |
1995年 | Ecole Pratique des Hautes Etudes -Sorbonne – Paris Master of Research in Chinese Daoism |
1997年 | INALCO Paris Master Degree in Japanese language and culture |
2001年 | Ecole Pratique des Hautes Etudes – Sorbonne – PhD in Chinese Daoism |
1999~2002年 | Teacher of Chinese language in French public highschools |
2002~現在 | Assistant Professor at the Ecole Pratique des Hautes Etudes, Sorbonne, Paris |
研究テーマ
「遼金元時代の歴史と宗教」
私の博士論文は
道教徒・全真の活動の創始
に関する研究である。
この活動は
中国の華北を支配した女真族の金王朝(1115-1234)のもとで創始された。
私の博士論文のテーマは、
王重陽という人物と彼の弟子である。
彼らは
タオイズムの説法と内丹の訓練のために
彼らの家族とその富を捨てた。
学習院大学客員研究員として日本に滞在する期間中、
私は金代中国における宗教の状況にかんする会議を開きたい。
そこで私は全真教の創始者の小さな教団について
報告する予定である。
その際、モンゴルの侵入時期(1215-1235)における、
華北で最初の宗教運動の年譜を作成したい。
博士論文以来、
私は遼(907-1125)・金(1115-1234)・元 (1215-1368)代の
中国における歴史と宗教について研究を続けている。
特に、遼王朝として知られている
契丹王朝の創始と歴史についての研究をすすめている。
遼王朝はほかの中国の王朝に比べ
現存する歴史資料や関連する研究が少ないが、
この時代の宗教に関する歴史は大変重要である。
19世紀以来、
日本では多くの遼朝に関する研究が進められてきた。
鳥居龍蔵・愛宕松男・田村実造・護雅夫・島田正郎などは
トゥルク・モンゴルに関する重要な論文を発表した。
これらの論文は古いものもあるが、
最もよく知られ、利用する価値も高い。
しかし、それらをパリで探すのは困難であり、
不可能な場合もある。
現在の私の研究の軸のひとつは、
遼朝における宗教についてである。
私は今回の一ヶ月の日本訪問の機会を利用して、
20世紀の日本人研究者の論文によって、
私の遼・金・元代に関する研究に関する論文を完成させたい。
この研究領域において、
私は遼代の社会と宗教の歴史に関する研究を
深化させたい。
以上
>>方 勇男(FANG YONGNAN)
>>長澤 裕子(NAGASAWA YUKO)
>>何 志明(HO CHIMING)>>熊 鶯(XIONG YING)>>李 尚秀(LEE SANG-SU)
>>李 在永(LEE JAE-YOUNG)>>郭 正暖(Kwack Jungnan)>>元 鍾彬(Won Jong-bin)
>>Pierre Marsone(馬頌仁)>>任 文利(REN WENLI)>>朴 勝顯(PARK SEUNG-HYUN)>>方 浩范(FANG HAOFAN)
>>張 応強(ZHANG YINGQIANG)>>張 莉(ZHANG LI)>>巫 仁恕(WU RENSHU)>>David John BROPHY
>>長澤 裕子(NAGASAWA YUKO)
>>何 志明(HO CHIMING)>>熊 鶯(XIONG YING)>>李 尚秀(LEE SANG-SU)
>>李 在永(LEE JAE-YOUNG)>>郭 正暖(Kwack Jungnan)>>元 鍾彬(Won Jong-bin)
>>Pierre Marsone(馬頌仁)>>任 文利(REN WENLI)>>朴 勝顯(PARK SEUNG-HYUN)>>方 浩范(FANG HAOFAN)
>>張 応強(ZHANG YINGQIANG)>>張 莉(ZHANG LI)>>巫 仁恕(WU RENSHU)>>David John BROPHY